『ピエタ(大島真寿美)』:よりよく生きよ


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朗読したいくらいに音楽的な…。

帯には
「ほんとうに、ほんとうに、
わたしたちは、幸せな捨て子だった。」

とあります。

捨て子=「スカフェータ」と呼ばれる「赤ちゃんポスト」に置かれた人たち。

舞台は、18世紀のヴェネツィア。
ゴンドラが運んでいくのは、秘めた恋とかけがけのない友情。
生への限りない祝福に満ちた作品。

アントニオ・ヴィヴァルディ(1678年3月4日 – 1741年7月28日)は、
ヴェネツィア出身のバロック後期の作曲家でありヴァイオリニスト。
カトリック教会の司祭でもあった。

彼は、孤児を養育するピエタ慈善院で、
音楽的な才能に秀でた女性だけで構成される〈合奏・合唱の娘たち〉を指導していた。
(その建物は、現在はホテル「Hotel Metropole」になっているそう。)

史実を基に、女性たちの交流と絆を瑞々しく描きだした傑作です。

***

その頃、ヴィヴァルディ先生は、おいくつだったろう。二十代半ばくらいだろうか。音楽的評価はとうに高かったはずなのに、わたしたちがヴァイオリンの稽古をしている部屋にふらりと現れると、ヴァイオリンは楽しいかい? と気さくに訊いたのだった。

(中略)

ヴィヴァルディ先生の質問に、楽しいです、とわたしたちが生真面目に答えると、ヴィヴァルディ先生が、わかるよ、と言った。楽しいですっていう音が廊下に聞こえてたからね。きみたちはなかよしなんだね。

***

数十年後のある日、教え子のもとに、恩師の訃報が届く。
オーストリアのウィーンで没したのだ。

そして、ある一枚の楽譜の謎に導かれ、歴史的な物語の扉が開かれる。

最後の数ページは涙。
著者は、多分あの「時空を超える方法」を用いて、これを書いたのだと思う。

切に、映画化希望!

***

むすめたち、よりよく生きよ。
たましいの光、うつくしい光、天まで届け。

***

本の中に何度も出てくる“L’estro Armonico”とは、
ヴィヴァルディが作曲した全12曲からなる協奏曲集『調和の霊感』。

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バチカンにあるミケランジェロ(1475-1564)のピエタ像は1500年に完成したらしいから、
ヴィヴァルディ(1678-1741)は見ていただろうと想像する。

何度でも読みたい本のひとつです。

『希望のつくり方』:行動によって何かを実現しようとする気持ち


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この本に、希望の定義が書かれていました。

希望とは?
Hope is a Wish for Something to Come True by Action
行動によって何かを実現しようとする気持ち

明快です。

行動によって!実現!
あなたは何を実現しますか?

実現するかどうかを、「確率」ではなく、
「可能性」に焦点を当てて、実際に動いてみれば、新しい世界がひらけたりします。
つまりは「やってみたら?」です。
(この場合は、「体現」という言葉のほうがピッタリですね。)

本には、「変わる」と「変える」の違いについても書かれています。

参考:希望学

「勇気・元気・覇気」ですよ。

Enjoy your life!

 

『海からの贈物』:それをまた海に返す、と彼女は書いた

  

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著者は、アン・モロー・リンドバーグ
(飛行家のチャールズ・リンドバーグの妻と言った方がわかりやすいでしょうか。)

彼女は、1930年に米国の女性として最初にグライダーのライセンスを取得し、
1931年にはプロペラ機のライセンスも取得。
無線通信士の技術を身につけ、乗務員として夫の調査飛行にも同行。

後年、作家となったわけですが、その1冊がこの本です。

One should lie empty, open, choiceless as a beach
– waiting for a gift from the sea.

我々は海からの贈物を待ちながら、
浜辺も同様に空虚になってそこに横たわっていなければならない。

ふわっとしたエッセイかと思いきや、原語も日本語訳もかっちりとした印象。
それでいて、とてもゆったりしています。

読んでいると、波の音が聴こえてくるような気がしますが、
さすがにそれは幻聴でしょうか…。

 

『神さまはハーレーに乗って―ある魂の寓話』:断して捨して離することの極意

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手元にあるのは、1999年の文庫の初版。
もう20年近く前ですね。

スピリチュアル、かつキリスト教の影響が見える本ですが、
主人公の女性が洋服をどんどん捨てていく場面は、
まさに「断して捨して離すること」の体現。
そして、それは「もの」だけではないのです。

「本当に欲しいものは、何か?」
「それは、本当に必要なものか?」

この二つの問いの重要なこと…。

「虚栄心を捨て、あるがままにあれ。結果は後からついてくる。」

はい。

現実から逃避し、過去に執着し、未来を憂い、右往左往する主人公の姿に、
わたしは自分を見ました。

でも、そんな「バニティ・ライフ」から脱却して「素の自分」へ。
「思考や行動のパターン」を変えていくトレーニングとその成果、です。

素晴らしい「ビフォー・アフター」がそこにあります。

 

『誕生色事典―「色の秘密」366日』:自分色の発見

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「なぜ、知っているの?」と思います。
根拠はわかりませんが、「人違いです!」みたいなことは書かれていないのです。
(もう何冊もいろんな人にプレゼントしてきましたが、皆そう言います。)

自分が思う自分を肯定されつつ、別のヒントも示唆されます。
それぞれの自分を確認し合うためにも役立てられる本です。

例えば、ドラえもんの誕生日は、(2112年の)9月3日。

ホリーグリーン(ヒイラギの葉のような濃いグリーン)
キーワード=知覚・優しさ・創意意欲
『ユートピアを夢見る文学青年』
すぐれた知覚と創意意欲を持ち、あらゆる分野において優秀なのですが、
突然のできごとに即座に対応することが苦手です。
また、陰謀をたくらむことなど、けっしてできない気質の持ち主です。
ホリーグリーンと相性のよい色はすべての色の明彩色、中間色、
向いている職業は作家や裁判官などです。

とあります。

もう一つサンプルを挙げましょう。わたしです。

4月1日 薄桜
キーワード=洗練・友人・ほほえみ
『幸せな雰囲気をつくり出すロマンチスト』
高い知性があり、洗練された精神を持つロマンチストです。
友人とは親密に交わり、生気のあるほほえみで周囲を幸せな雰囲気に包みます。
薄桜と相性のよい色は白とシルバーグレイ、
向いている職業は作家、文学の研究家や外交官などです。

この本には、各色を印刷するための「基本インクの割合」が、
マゼンダ、イエロー、シアン、ブラック、各何%、と表示されています。

あなたも自分色を確認してみませんか?

 

『弱くても勝てます~開成高校野球部のセオリー』:希望は知性から生まれる

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爆笑本。
ところどころイラッとして、かつ二度ほどグッと来る。
(何度読んでも、そうなのです。)

開成高校と言えば、まるで東大予備校のような合格率を誇る超進学校。
そこで野球をする人たちの、真面目なんだけど奇妙な感じ。

それを超える監督のおかしみ。
頭のいい人が、人とは違う形で頭脳を使うとこうなるのか、という見本です。

客観的に、正確に怒鳴る。その怒鳴り方が「芸」に近い。

『そのうちできるようになる』なんて思うな。今すぐできるようになれ!

(んな無茶な…。)

グラウンドを使えるのが週に1回、3時間程度。
あとは、自主的な朝練があるくらい。

そのような環境でありながら、
初代校長・高橋是清の「自分自身に固有の能力を進歩させる」
という教育理念の通り、各自が課題に取り組むのです。

その練習方法も独特で珍妙で…。
そもそも、練習を「実験と研究」と呼ぶのですよ。

監督によるポジション決めの基準も明快です。
・ピッチャー/投げ方が安定している。
・内野手/そこそこ投げ方が安定している。
・外野手/それ以外。

「どさくさにまぎれて勝つと」いう戦法も、
師いわく「ハイリスク・ハイリターンのギャンブル」。

目標を「甲子園」とするより、「強豪校を撃破する」としたほうが、との件は、
具体的に身体の動きを喚起するという意味で機能する素晴らしい目標設定です。

「希望は知性から生まれる」というのは真実だろうと思います。
「可能性」というものの正体に手を伸ばす感じです。

もはや「東大が六大学で優勝するより、開成が甲子園に出るほうが先になる可能性が高い」
とも言われているそうなので、 わたしも楽しみにしたいと思います。

「すべてが完璧でなくても、勝負には勝てる」。

アーティスティックスイミング(シンクロ)の井村雅代コーチの言葉も思い出します。

 

『サイエンス・インポッシブル』:不可能は相対的なもの

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サブタイトルは「SF世界は実現可能か」。
まるで、科学のカタログ本です。

本の冒頭は、アインシュタインの言葉。
「一見ばかげていないアイデアには、見込みがない。」

あははー。見込みが、ない…。

『スター・ウォーズ』のライトセーバーや『スター・トレック』の転送装置、
『A.I.』のロボットなど、おなじみのSFテクノロジーが続々と登場します。

それら15のテクノロジーを、
「不可能レベル1、2、3」に分け、物理学者ならではの専門的知識を交えて語ります。

不可能レベル1:現時点では不可能だが、
既知の物理法則には反しておらず、今世紀か来世紀には可能になるレベル。

不可能レベル2:ギリギリ現在の物理法則で理解できるが、
実現するのは数千年から数百万年先というレベル。

不可能レベル3:既知の物理法則に反するため、実現不可能とされるレベル。

(そして、そのほとんどが不可能レベル1とのこと。)

理論の受け入れには4つの段階がある。
ⅰ. 役立たずでナンセンスだ
ⅱ. 興味深いが間違っている
ⅲ. 正しいが大したことじゃない
ⅳ. だからいつもそう言っていたじゃないか

J・B・S・ホールデン 1963年)

著者のミチオ・カクも、「不可能」は相対的なものだと言うのです。

えーっと。
感想としては、「わたしは、お尻が落ち着きません」です。

 

『世界制作の方法』:パターンとは1回以上起こる可能性のある“ふるまい”である


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「パターンとは、1回以上起こる可能性のある“ふるまい”である」。

この本で、この言葉に出会った時、わたしは身体に電気が流れました。
一度、何かしらの事象を目撃したら、
それはパターンかもしれないと考える必要があるということです。

わたしは、「何なの?この人?」という魔訶不思議な人に遭遇したら、
その人だけがそうなのではなく、
他にも同じような行動パターンを持つ人が100万人単位でいるのだと考えます。
(「一人いたら100万人…」と心の中で唱えるのです。)
そう考えることで、対応方法が用意できる可能性が生まれます。

エッセンスからパターンを見出し、
汎用性の高いリソースとして活用する。

事象を個別案件として見るのではなく、本質的なパターンを見出すことができれば、
それは汎用性の高いリソースとなり得ます。

パターンから仮説を導き出すことができれば、効果的な問いも立つでしょう。

 

『シャネル 人生を語る』:激しく強く生きた人

(こちらは、獅子座の女シャネルの新訳だそう。)

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シャネル(1883.8.19 – 1971.1.10)という人、
そして、そのブランド名を知らない人はいないでしょう。

古いものに「NO!」と言い、世界がそれに同意したと言えば、大げさでしょうか。

自分の好きなものをつくるためではなかった。
何よりもまず、自分が嫌なものを流行遅れにするためだった。
わたしは才能を爆弾に使ったのだ。

NOのモチベーションの強いこと。
そして、それがGOの意志と一直線になったということですね。

しかし。
古いものを壊したはずのシャネルが、世界的企業となり、
ハイブランドとしての地位を築いて、早くも何十年かが経ちました。

さらに時を経て、新しい何かが現れる時、
わたしたちは、どんな反応を示すのでしょう。

本には、他にもシビレる言葉が、たくさんあります。

猫みたいに抱きかかえられるのも嫌い。
わたしは自分が歩いてきた道をまっすぐ行く。
たとえその道がうまくゆかなくても。

15年間の一時的な(と言っても長い)引退のあと、
70歳で復帰し、87歳で亡くなるまで猛烈に仕事を愛した人。

このブランドのすごいところは、今、彼女が生きていても、
しっかりOKを出すであろうものしか市場に出てこないところです。
このゆるぎなさが、ゆるぎない…。

彼女のライバルとも言われたエルザ・スキャパレリ
『ショッキング・ピンクを生んだ女』:スキャパレリはいかにして伝説のデザイナーになったか
という記事も、ぜひご覧ください。)

これは、シャネルの写真の中でもわたしが一番好きなものです。
(美しく、気高い。)

シャネル

 

『ショッキング・ピンクを生んだ女』:スキャパレリはいかにして伝説のデザイナーになったか

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これは、1954年に出版されると同時に本人の引退というショッキングな話題を呼んだ、
エルザ・スキャパレリの自伝です。

ショッキング・ピンクという色を発明したスキャパレリ。

1930〜40年代にシャネルとともにパリのオートクチュール界の女帝として君臨した、
最も創作力ある個性的なモード界のシュルレアリスト。

通称スキャップ。

サルバドール・ダリやジャン・コクトー、マン・レイ、
彫刻家のジャコメッティたちとの交流を深め、
アートとファッションの融合を図ったアバンギャルドの権化。
(シャネルは、彼女の才能に嫉妬していたとか?)
(参考:『シャネル VS スキャパレリ』)

彼女のメゾンで働いていたデザイナーには、ピエール・カルダンジバンシィらがいます。

生まれた時に女の子だったのをガッカリされて、名前も用意されていなかった彼女は、
特にファッションを志していたということでもなく、
むしろ詩人が生きるために展開したお商売のひとつがファッションだった、という感じ。

スキャパレリの言う「女性のための十二戒」

1. 自分自身を知らない女性が多いが、知ろうとするべきである。

2. 高価なドレスを買っては取替え、よく悲惨な結果になる女性は、
無駄遣いをしているし、ばかである。

3. たいていの女性、および男性は色がわからない。
忠告を求めるべきである。

4. 覚えておいてほしい–女性の20%は劣等感を持っている。
70%は幻想を抱いている。

5. 90%は、自分は派手なのではないかと悩み、
人にどう言われるか気になっている。
だから、グレーのスーツを買う。
思い切って違うものを選んでみるべきである。

6. 女性は適格な人物の批評や助言を聞いたり、求めたりするべきである。

7. 服を選ぶときは、ひとりで選ぶか、男性と一緒に選ぶべきである。

8. 女性とふたりで買い物をしてはならない。
故意もしくは無意識に、相手にしっとすることになりやすい。

9. 買うのは少しだけにする。
そして一番いいもの、もしくは一番安いものを買うべきである。

10. ドレスを体に合わせるのではなく、ドレスに合うよう身体を鍛えること。

11. 自分のことをわかっていて尊重してくれるような店、
主に一軒で買うべきであり、流行を追い回そうとしないこと。

12. そして、支払いは自分ですること。

ん?と思うところがないわけではありませんが、
「我が意を得たり!」と思うところもありますね。

(2013年、彼女の名前を冠したブランドが復活しています。)

 『シャネル 人生を語る』:激しく強く生きた人も、ぜひご覧ください。

『誰もがあなたに引きつけられる プレゼンスのつくり方』:リーダーシップの体現


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プレゼンスと言っても単なる装いや振る舞いの域に限りません。
つまりは、リーダーシップの体現。
これに尽きます。

帯には『経営トップから就活生まで 自信にあふれ、一貫性があり、
周囲が抵抗しがたい「存在感」を身につける。』
とあります。

「完璧な人間になれると信じているのは、結局のところあなただけ」、
と、この本は言います。

わたしたちは率直でいることを弱点と混同しがちですが、
実際にはそれは強みとなり得るのです。

あなたは完璧主義にむしばまれてはいませんか?
・自分を完璧に見せたいがために隠そうとしている弱点や課題の中で、
 人とのつながりを生むかもしれない要素はなんですか?
・隠していたり、いつもないがしろにしたりしている困難や失敗はありますか?
・自分が本当はどんな人物なのかを人が理解できるよう、
 自身について明らかにできることはなんですか?

パンドラの箱を開けなくてもオープンになれます。

「成功の秘訣は知らないが、失敗の秘訣は知っている。
すべての人を喜ばせようとすることだ」 俳優ビル・コスビー

(ほんま!これは失敗のもと!←わたしも苦い経験があります。)

 

『大事なことはみーんな猫に教わった 』:だからもうほとんど猫である

 

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わたしの大好きな本です。
初めて手に取った日から、もう何十人もの方にプレゼントしたものでもあります。
その一部を、日本語と原語で並べてみます。

ひとりで楽しむこと。
MAKE YOUR OWN HOURS.

好奇心に富むこと。
BE CURIOUS.

高いところにいるものたちと知り合いになること。
GET TO KNOW PEOPLE IN HIGH PLACES.

いちかばちか恐れずにやってみること。
DON’T BE AFRAID TO TAKE CHANCES.

新しいことをやってみる。
TRY NEW THINGS.

限界を試してみる。
TEST LIMITS.

挑戦を忘れるな。
CHALLENGE YOURSELF.

真ん中めがけて飛び込むべし。
JUMP RIGHT INTO THE MIDDLE OF THINGS.

毎日運動せよ。
EXERCISE DAILY.

ヒゲに誇りをもて。
TAKE PRIDE IN YOUR WHISKERS.

自分の椅子を確保せよ。
CLAIM YOUR OWN CHAIR.

あったかいベッドをひとつ持ってること。
HAVE A WARM BED.

日当たりのいい場所をすべて知っておくべし。
KNOW ALL THE SUNNY PLACES.

世界をお前の遊び場に。すべてはお前のおもちゃと知れ。
MAKE THE WORLD YOUR PLAYGROUND.
RECOGNIZE THE TOY IN EVERYTHING.

自分自身を楽しむべし。
ENJOY YOUR OWN COMPANY.

そこにいるだけで、誰かをいい気持ちにできるようになるべし。
BE ABLE TO MAKE SOMEONE FEEL BETTER BY JUST BEING THERE.

愛されるべし。
BE LOVED.

夢を見るべし。
DREAM.

言うことなし!です。
おー!いぇー!です。

***

著者は、のちにこんな本も出しています。

 

『創造力を生かす―アイディアを得る38の方法』:準備する問い

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ブレーンストーミングを考案したA.F.オズボーンのチェックリストは、
「新しい発想を生むため」のものとして、広く知られています。

・他に使い道はないか (Put to other uses-転用)
・他からアイディアが借りられないか (Adapt-応用)
・変えてみたらどうか (Modify-変更)
・大きくしてみたらどうか (Magnifty-拡大)
・小さくしてみたらどうか (Minify-縮小)
・他のものでは代用できないか (Substitute-代用)
・入れ替えてみたらどうか (Rearrange-置換)
・逆にしてみたらどうか (Reverse-逆転)
・組み合わせてみたらどうか (Combine-結合)

書籍としては古いものですが、今でも汎用性が高そうです。
ブレストだけでなく、自分だけで行う一人会議の「問い」のサンプルとして、
カードにしておくと便利かもしれません。

あなたは、どんな問いを準備しますか?

 

『キュリアス・マインド』:好奇心の行方


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サブタイトルは、「ぼくらが科学者になったわけ」。

世界的権威の科学者たちは、どのような子ども時代を過ごしてきたのか。
何に興味を持ち、何に影響を受け、どんな家庭に育ち、何を考えて成長してきたのか。
ノーベル賞受賞者を含む27人のインタビューで構成されています。

この本に登場する27人の中には、14歳で大学入学という経歴を持つ人が複数いるのは事実です。
でも誰もが一直線にその道を歩んでいるわけではありません。
途中、ドロップアウトしたかに見える人も、
その後、科学者としての道に入り直しているのです。

様々な経緯をたどる中で、共通点と言えるのは、
彼らが子どもの頃から本が好きだったこと。

既に大人であるわたしたちも、
自分の好奇心の行方に、今一度、目を向けたいところです。

***

パブロフの遺言は、次のような警告で締めくくられているそうです。

「科学は、その人の全人生を要求するものだということを
心にとめておいてください。
たとえ、あなたに命がふたつあっても足りないほどです。
研究と探求に情熱を注ぎなさい。 」

科学者でなくても、胸に留めたい言葉ですね。

 

『書きたがる脳』:その傾向の理由

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この本を読んだとき、「〇〇したがる傾向」は本当に人それぞれ、
さまざまだなぁと再確認しました。

嘆きたがる人、冒険したがる人、群れたがる人…。

でも、どんな場合も、その人にとっては、整合性や合理性のあることなのでしょう。
他ならぬ、その人の脳がそうしたがっているのだから。

あなたは「何をしたがる脳」を持っていますか?
そして、それをうまく活用できていますか?

 

『迷いの晴れる時間術』:ただし、これはタイムマネジメントの本ではありません

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本には、「時間志向性」を調べるアセスメントがついています。

スタンフォード大学フィリップ・ジンバルド名誉教授による時間志向性。

ジンバルド時間展望質問紙(ZTPII)

過去肯定型とは、過去の経験や出来事に対して、郷愁的で温かな態度を示すことをいう。昔を懐かしみ、過去を郷愁する時間展望であるといってよい。

過去否定型とは、過去の経験や出来事に対して、否定的で嫌悪的な態度を示すことをいう。実際に、過去にひどく嫌なことがあったかどうかは別にして、主観的に、過去を嫌悪する場合がこれにあたる。

現在快楽型とは、時間や人生に対して刹那的で享楽的な態度を示すことをいう。今が楽しければいいという享楽的な態度は、現在に固執する短視眼的な生き方を肯定する。

現在運命型とは、現状や今の人生に対して、運命的で無力的な態度を示すことをいう。希望のなさや無力感に支配された時間の見方である。

未来型とは、将来に対して計画的で禁欲的な態度を示すことをいう。明日の人生を思い描いて、現在の刻苦を我慢する。辛抱をよしとするわが国では、もともと多く信奉されてきた時間のあり方だ。

超越未来型とは、肉体が滅んだ後にも続く永遠の未来を志向する。輪廻や来世の思想が深く身についていれば、個人の生を超越した時間の展望を持つようになる。その反面、生が疎かにされてしまうこともある。

このナレッジを基本として、「時間に関する感覚」を意図的に活用した場合、
わたしたちの今日、そして明日は、どう違ってくるでしょうか?

(わたしのセッションでは、「時間感覚」の活用も扱います。)

 

『バタフライ・エフェクト』:世界を変える力

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1963年、マサチューセッツ工科大学の気象学者エドワード・ローレンツは、
「バタフライ効果」という仮説を提唱しました。
当初、彼の考え方は戯言と解釈されましたが、
現在この理論は「初期値過敏性(鋭敏性)の法則」として知られています。

あなたが動けば、世界は変わる。
この事実を、時間をさかのぼりながら紹介しています。

誰もが影響力を持っています。
その影響力を、どこでどのように体現するか、です。

「バタフライ効果」の最初の羽ばたきは小さなものですが、
小さいからこそ侮れないと思うのです。

参考:カオス理論

 

 

『「対話」がはじまるとき』:互いの信頼を生み出す12の問いかけ


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いま、何を信じていますか?
何に目を向けていますか?

混乱を受け入れなければ
豊かな創造力は生まれません。

著者(『リーダーシップとニューサイエンス』の著者でもある)の祈りは、
「どうか 私たちみんなが ばらばらになりませんように」です。

***

ヒンドゥー教の聖典『リグ・ヴェーダ』より
「インドラの網」も紹介されています。

宇宙には果てしない網が広がっている……
糸と糸の結び目にはそれぞれ人間という
水晶の珠がついている
その一つひとつの珠が
ほかのいっさいの珠の光を受けて輝き
それと同時に 宇宙全体を輝かせているのだ

参考:宮沢賢治『インドラの網

(この本は、日本では2011年3月14日に発行されました。
そのため、少し特別な思いで手に取ったことを覚えています。)

 

『リーダーシップとニューサイエンス』:「参加」とは?


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一文だけ紹介します。

私たちが参加型の宇宙に住んでいるという認識はまた、
「オーナーシップ」の意義についての私の理解も深めてくれた。

***

参加する:take part

そう。
「参加」とは、part を take することです。
(わたしは、より積極的な意味で「参画」という言葉を使います。)

「オーナーシップ」の「オーナー」の意味にも関わってきますね。
 
(著者は「対話」がはじまるとき』も書いています。)

 

ブルーノ・ムナーリ『かたちの不思議』:「パタ-ン認識」と「哲学」のつなぎ

  
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ブルーノ・ムナーリの不思議な本です。
わたしは「パターン認識」と「哲学」をつなぐものとして手元に置いています。

「シンプルな真理」、いや「真理はシンプル」、です。

 

『アルクトゥルス・プローブ―銀河連盟と現在進行中の調査、及びその物語』


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とても不思議な本です。
一カ所だけ、紹介します。

あなたがたが、自分のハートの相似形を見つけるには、
あなたがたの愛することを行ない、それを芸術にせよ。

何か、ヒントになりますか?